スタンダードは膝、ラテンアメリカンは股関節を使って動く

皆さん、こんにちは。

玉村ダンススクールの山田圭一郎です。

本日は、スタンダードとラテンアメリカンの違いについてのお話です。

 

社交ダンスには主要10種目があります。

スタンダード種目はワルツ・タンゴ・スローフォックストロット・クイックステップ・ヴェニーズワルツの5種目です。

また、ラテンアメリカン種目はチャチャチャ・サンバ・ルンバ・パソドブレ・ジャイブの5種目です。

 

スタンダードとラテンアメリカンは、見るからに全く違う種目です。

スタンダードは燕尾服&ロングドレス、ラテンアメリカンは露出の多いドレスとなっています。

服装からして違いは明白で、他にもたくさんの違いがありますが、今回は動きに関して注目してみたいと思います。

 

結論から先に申し上げましょう。

タイトルの通り、スタンダード種目は膝を使って動き、ラテンアメリカンは股関節を使って動きます。

全てではないですが、基本的には上記の通りだと思っていただければ。

 

これはどういうことなのでしょうか?

説明していきます。

 

車が動くためにはエンジンが必要です。

自転車が動くためにはペダルが必要です。

ラジコンが動くためにはモーターが必要です。

 

それらを今回は動力と呼ぶことにしましょう。

つまり今回のお話は、スタンダードの動力は膝であり、ラテンアメリカンの動力は股関節になる、ということです。

膝と股関節のモーター

 

動力がしっかりと動けば、それだけ力強い運動が出来るということです。

積極的に動力を使っていくことが大切です。

では、動力はどのように使うのでしょうか?

 

使い方は簡単です。

膝の場合、しっかり曲げて、しっかり伸ばすだけです。

股関節の場合、自由な方向にグリグリと回すだけです。

 

、、、。

「言うは易く行うは難し」ですかね。

それぞれの動き方に関して、少しだけ主だった注意点を挙げておきます。

 

膝は「股関節や足首と連動」しています。

例えば、膝を90度曲げると、足首は45度曲がり股関節も45度曲がります。

このバランスが崩れると身体のバランスが崩れます。

 

股関節は「反対側の股関節と連動」しています。

立っている足、つまりサポーティングフット(支え足)の股関節を動かすと、骨盤でつながっているために反対側の股関節も動いてしまいます。

これを利用して足を動かしていくわけですね。

 

言葉で説明するのがとても難しいので、詳細は割愛します。

ですが、スタンダードは膝、ラテンアメリカンは股関節を十分に稼働させて運動するということをお忘れなく。

 

さて、車の話に戻ります。

一部の特殊な車を除き、エンジンが2個ついている車はありません。

べダルが2セットついている自転車もありませんし、モーターが2個ついているラジコンもありません。

 

繰り返しますが、一部の特殊な乗り物を除いて、です。

出来なくはないのですが、実は連動が非常に難しいのです。

2つ以上の動力を同時に使って動かすのは、非常に優れたシンクロしたタイミングが必要なのです。

 

スタンダードでは膝が動力でした。

ラテンアメリカンでは股関節が動力でした。

しかし、この二つを同時に動かして使うことは基本ありません。

 

膝の動力を使うスタンダードでは、股関節を使うヒップアクションがありません。

というより、あってはいけません。

2つの動力を使っていることになるので。

 

同様に、股関節を使うラテンアメリカンでは膝は殆ど曲がりません。

そのかわり、股関節を稼働させてアクションを起こします。

だからヒップが良く動くわけですね。

 

ただし、サンバやパソドブレは膝をしっかり曲げ伸ばしして運動します。

ということは、股関節を使ってはいけないということです。

つまり、サンバやパソドブレでヒップアクションを使用してはいけないのです。

 

今回は、スタンダードとラテンアメリカンでは動力の使う箇所が異なるというお話でした。

2個の動力を同時に使わないようにする心がけが必要です。

そして、それぞれの動力はしっかりと稼働させてパワフルな運動が出来るように頑張りましょう!

 

<<<ひとこと>>>

今日はとても寒いです。

先日は暖かかったのに。

三寒四温で、春の足音が聞こえてくるようです。

温かい春になったら、ストレッチ頑張るぞ!!