社交ダンスのいろんな種目

社交ダンスには様々な種目があります。
メインとなる10種目を中心に、全ての種目をご紹介します。

  • HOME
  • 社交ダンスのいろんな種目

社交ダンスにはさまざまな種目があります。それぞれの種目の特徴をお伝えしていきます。

あなたはボールルーム派?ラテンアメリカン派?それとも・・・?

体操が、鉄棒、床、鞍馬、平行棒などと細かく分かれるのと同様に、社交ダンスには10種類を超える踊りに細分化されます。それらは、大きく分けて2つのジャンルに分けることが出来ます。ボールルームというジャンルと、ラテンアメリカンというジャンルです。それぞれにはどんな特徴があるのでしょうか?

スタンダードとは?

ダンスをやったことが無い人が、社交ダンスってどんな感じかな?とイメージするときにはまずスタンダードというジャンルをイメージすることが多いでしょう。男性と女性が抱き合うようにしながら踊るというものです。スタンダードという呼び名で呼ばれていますが、その他にもボールルームと言ったり、モダンと言ったりします。呼び方は違えど、すべて意味は同じです。

服装ですが、競技会などの公の場では主に正装で踊ります。男性は燕尾服、女性はロングドレスで踊ることが多いでしょう。パーティーなどの気さくな場では、男性はワイシャツ&ネクタイやベスト、タキシードなどで踊り、女性はイブニングなどで踊ります。

主な種目は、ワルツタンゴスローフォックストロットクイックステップべニーズワルツの5種目を指します。それぞれの種目についてはまた別途説明するので、ここでは省略します。

こちらの動画は競技会の一幕です。種目はスタンダードのワルツという種目です。

ラテンアメリカンとは?

ラテンアメリカンというジャンルは、スタンダードと違って自由度が非常に高いです。男性の左手と女性の右手を組んだ状態であったり、完全に離れて踊ったりと、男女の位置関係は様々です。ラテンアメリカンという名前ですが、ただ単にラテンと呼んだりもします。

服装ですが、公の場ではスタンダードよりもラフな衣装が多いです。その種類も様々ですが、一体感を出すために男女ともに似たようなデザインの衣装にすることが多いようです。そうでない場合ももちろんありますが。パーティーなどの気さくな場所では、スタンダードと同様な服装をすることが多いです。

主な種目は、チャチャチャサンバルンバパソドブレジャイブの5種目です。それぞれの種目はまた別途ご説明します。

こちらの動画は競技会の一幕です。種目はラテンアメリカンのチャチャチャという種目です。

第3のジャンル、パーティーダンスとは?

社交ダンスと言えば、スタンダード5種目とラテンアメリカン5種目の計10種目を指すことが多いのですが、それ以外の種目も存在します。正式な呼び方はありませんが、俗にパーティーダンスと呼ばれているジャンルの踊りがあります。

社交ダンスを全くやったことのない人にとって、ステップを憶えるのはすごく難しい場合があります。そこで、本格的にスタンダード種目やラテンアメリカン種目を教えるまえの練習としてパーティーダンスを教えることがあります。

また、不特定多数の人が集まって踊るパーティーなどで、誰もが知っていてなおかつ誰とでも踊れるような種目として広く愛されています。それがパーティーダンスという理由です。

主な種目は、ジルバブルースマンボサルサハマジルスクエアルンバなどです。他にもあるかもしれませんが、二人で踊れるものは皆このジャンルに分類されます。

こちらの動画はレッスンビデオの一幕です。種目はパーティーダンスのジルバです。

そしてこちらがパーティーダンスのブルースです。

最初はどのジャンルからやるべき?

社交ダンスは主にスタンダード、ラテンアメリカン、パーティーダンスの3つにわかれているのはご理解いただけたでしょうか?では、初心者の皆さんはどこから手をつけるべきでしょう?結論から言うと、どれから手を付けても良いでしょう。そして、全てのジャンルを踊ってみることです。

何事も体験してみないと自分に合っているかどうかはわかりませんよね?あの種目踊りたい!と思って始めてみても、いざ踊ってみると、なんだか違う・・・ということも少なくないでしょう。一通り踊ってみて、本当に自分に合うものから掘り下げて踊ってみれば良いのではないでしょうか。そして最終的には、全てのジャンルを踊れるようになっていただきたいと思います。

すべてが踊れるようになったら考えてみてください。あなたはスタンダード派?ラテンアメリカン派?それとも・・・全部踊れる10ダンサー???

※10ダンサーとは、スタンダード5種目、ラテンアメリカン5種目の計10種目すべてを得意とするオールマイティーに踊れるダンサーの事。

ワルツとは?

社交ダンスに様々な種目が存在します。そのひとつにワルツという種目がありますが、ワルツって一体どんな踊りなのでしょうか?

ワルツの歴史

ワルツは、オーストリアやドイツで13世紀ごろから農民の間で踊られていたヴェラーというダンスが起源とされています。ヴェラーという踊りは、男女が体を接しながら回るという踊りでした。ところが、けがらわしいという理由で法的に禁止されていました。これが農民の間でひそかに踊り続けられていて、16世紀に都市に伝わりました。市民たちは、農民のような激しい動きは好まず、だんだんと品格化していき、現在のワルツに至ります。

ワルツってどんな踊り?

スタンダード種目の一つで、ワルツもしくはスローワルツと呼びます。ワルツは、日本では一般的にスローワルツの事を指しますが、海外ではウィンナーワルツのことを指します。3拍子のリズムで、1拍目にアクセントがあります。日本語で円舞曲と表記されるように、回転が多く優雅なのが特徴です。競技ダンスでは1種目目に踊ることが多いので、そのカップルの踊りの第一印象を決める大切な役割を果たします。リズムに合わせてゆったりと大きく上下動(ライズ&ロアー、ライズ&フォールと呼ばれる)し、波のよう踊ります。スタンダード種目の中では、一番最初に習うことになるでしょう。

実際に見てみよう

では、実際にワルツがどのような踊りなのか見てみましょう。

まずこちらの動画は、とあるサークルのワルツの紹介動画です。

ワルツの基本的で簡単なステップを解説してくれています。ワルツのリズムについても触れてくれていますね。動画に合わせてステップ名やリズムが明記されていて、非常にわかりやすいです。

では、もっとうまいひとが踊るとどのようになるのでしょうか?次は、現世界チャンピオン(2012年現在)の アルナス・ビゾーカス&カチューシャ・デミドヴァ組(Arunas Bizokas & Katusha Demidova)のワルツのデモンストレーションをご覧ください。

さすが世界チャンピオン!!優雅で美しいですね。非常に難しいステップも、とても簡単そうに見えてしまうのが世界チャンピオンの実力でしょうね。

では次に、競技会の様子をご覧ください。これは2011年に大阪で行われた日本のプロA級の試合の様子です。

競技会は複数人で同時に踊り競い合います。一組だけで踊るデモンストレーションとまた雰囲気が異なりますね。さすが日本を代表するトッププロの先生方。みんな上手くて、素人目には誰が特に上手いのか分からないのではないでしょうか?

ワルツの雰囲気はつかんでいただけたでしょうか?

タンゴとは?

社交ダンスに様々な種目が存在します。そのひとつタンゴとは一体どんな踊りなのでしょうか?

タンゴの歴史

タンゴとはもともと音楽のジャンルのひとつで、19世紀半ばにハバネラなどの複数の音楽が混ざり合ってブエノスアイレスやモンテビデオ周辺で生まれました。それがヨーロッパに渡って変化したものをコンティネンタルタンゴと呼び、従来のものをアルゼンチンタンゴと呼びました。日本に伝わったのは主にコンティネンタルタンゴで、社交ダンスを踊るための舞踊音楽として伝わりました。

タンゴってどんな踊り?

スタンダード種目の一つで、タンゴもしくはコンティネンタルタンゴと呼びます。ダンスのジャンルでいうと、社交ダンスのタンゴとアルゼンチンタンゴとは別の踊りになります。リズムは4拍子で1拍目と3拍目に強いアクセント、スタッカートがあります。競技ダンスでは主に2種目目で踊ることが多く、アクセントの非常に強い力強い踊りです。1種目目で踊られるワルツの優雅さと2種目目のタンゴの力強さの対比を表現することになります。スタンダード種目では、ワルツの次に習うことが多いようです。

社交ダンスにおいてタンゴは2種類の踊り方があるようです。イングリッシュスタイルイタリアンスタイルです。イングリッシュスタイルのタンゴは、古くから伝わるイギリススタイルのタンゴで、力強い中にも優雅さや柔らかさが含まれています。これに対し、イタリアンスタイルのタンゴは力強さにより一層磨きをかけた踊り方です。スタッカートが際立って強い印象です。

カウント(タイミング)の取り方はS(スロー)やQ(クイック)などを使います。1小節4拍なので、「1234、1234、、、」と数えるのが一般的ですが、以前は「1&2&、1&2&、、、」のように数えていたそうです。しかし、いずれにせよタンゴの場合は主に「SQQ」などと数えることになります。読み方は「スロー、クイック、クイック」などと読みます。S(スロー)は2拍、Q(クイック)は1拍です。例えば、「SQQ」は2拍+1拍+1拍=1小節になるわけです。他にも半拍(0.5拍)をあらわす&(アンド)というカウントもあります。

タンゴは他のスタンダード4種目(ワルツ・スローフォックストロット・クイックステップ・べニーズワルツ)と異なり、ホールドと呼ばれる両腕の組み方が異なります。他の4種目は男性の右の二の腕の上に女性の左手を乗せるように組むのに対し、タンゴの場合は、男性の二の腕の後ろに女性の左腕を回りこませるように組みます。タンゴの激しい動きに対応できるように、腕の組み方を深くして対応しているのです。

実際に見てみよう

では、実際にタンゴがどのような踊りなのか見てみましょう。

まずこちらの動画は、とあるサークルのタンゴの紹介動画です。

タンゴの基本的で簡単なステップを解説してくれています。タンゴのリズムの取り方についても触れてくれています。動画に合わせてステップ名やリズムが明記されていて、非常にわかりやすいです。

では、すごく上手な人たちがタンゴを踊るとどのようになるのでしょうか?次は、元世界チャンピオンの ミルコ・ゴッゾーリ&アレッシア・ベッティ組(Mirko Gozzoli & Alessia Betti)のワルツのデモンストレーションをご覧ください。

感動しますね!!タンゴらしさ、タンゴの力強さが画面を通してでも伝わってきます。このカップルの魅力は力強さにありますね。先程ご説明したイタリアンスタイルのダンスですね。

では、イタリアンスタイルと対極にあるイングリッシュスタイルのタンゴをご覧に入れましょう。

アンドリュー・シンキンソン&シャルロッテ・ヨルゲンセン組(Andrew Sinkinson & Charlotte Jorgensen)のタンゴでした。彼らは典型的なイングリッシュスタイルのダンサーです。柔らかくどこまでも自然でなおかつ力強い。先程のカップルと違い、彼らは引退して相当な時間が経っています。はたから見ればただのハゲて太ったおじさんですが、その踊りは感動的です。私は今まで数えきれないほどのタンゴを見てきましたが、このカップルのタンゴが一番素晴らしいと思います。タンゴって、こういう踊りを指すんだなぁと改めて思い知らされますね。

では次に、競技会の様子をご覧ください。これは2011年に大阪で行われた日本のプロA級の試合の様子です。

競技会は複数人で同時に踊り競い合います。一組だけで踊るデモンストレーションとまた雰囲気が異なります。メリハリがちゃんと付いていて甲乙つけがたいですね。周りの応援の方々も、ひいきの先生に声援を送っています。

いかがでしょうか?タンゴの雰囲気はつかんでいただけましたか?

参考までに、こちらがアルゼンチンタンゴの動画です。今までご覧になってきた社交ダンスのタンゴとはまた違った雰囲気がありますね。

こちらの動画、詳細は不明ですがタンゴの情熱は社交ダンスもアルゼンチンタンゴも同じ情熱を感じます。

スローフォックストロットとは?

スローフォックストロットって聞いたことありますか?ワルツやタンゴなどは聞き覚えがあると思いますが、スローフォックストロットという種目は、おそらく多くの人にとって聞きなれない種目でしょう。では、スローフォックストロットとはどういった踊りなんでしょうか?

スローフォックストロットの歴史

19世紀末に、ラグタイムという音楽が生まれ、これに合わせて生まれたのがフォックストロットです。この時点ではまだスロー(ゆっくり)ではありませんでした。ハリーフォックスという人が自分の名前を冠したフォックストロットを発表したことが名前の由来です。当時のフォックストロットは、ゆっくりではなく、スピーディーで非常に激しい踊りでした。その後、ワルツのゆったりとした動きを取り入れてフォックストロットとは全く別の踊りであるゆったりとしたスローフォックストロットが生まれました。

スローフォックストロットってどんな踊り?

スタンダード種目の一つで、スローもしくはスローフォックスフォックススローフォックストロットと呼ばれています。名前が長いため、略された呼び方が多いようです。

リズムは4拍子で1拍目と3拍目にアクセントがあります。競技ダンスでは主に3種目目もしくは4種目目で踊ることが多いです。通常タンゴの次に踊ることが多いのですが、べニーズワルツも踊る場合はタンゴとスローフォックストロットの間に入ることがあります。

スローフォックストロットは緩やかで流れるような動きが特徴のダンスです。ワルツと踊り方が似ていて、初心者のうちはワルツとの明確な差が分かりづらいようです。ワルツは3拍子で回転が多く、ライズ&フォール(ライズ&ロアー)と呼ばれる上下動が大きく、深い波のようなイメージがあります。一方、スローフォックストロットは4拍子で回転が少なく、ほとんど前進と後退で出来ています。さらにライズ&フォール(ライズ&ロアー)が小さく、浅くて遠い波の様なイメージがあります。

曲は、別途説明するブルースという種目と同じ曲をつかうことが多く、パーティーなどでは同じフロア(会場)でブルースとスローフォックストロットが混在しながら踊るという光景を良く目にします。

スタンダード種目の中でも苦手とする方が多くいます。スローフォックストロットは難しいと思い込んでいる人も多くいます。経験上、これはスローフォックストロットという踊りがゆっくりに動く必要があるからだと思います。人は早く動くことは非常に簡単です。ごまかしがききますからね。ところが、ゆっくりになると途端にボロが出始めます。バランスを崩す人が多く出てくるのです。これは自転車と同じイメージでしょう。早く漕いだ方がゆっくり漕ぐよりもバランスがイイですよね?他にも難しいといわれている原因は多々あるようですが、ここでは割愛します。

カウント(タイミング)の取り方はS(スロー)やQ(クイック)などを使います。1小節4拍なので、「1234、1234、、、」と数えていきますが、スローフォックストロットの場合は主に、「SQQ」などと数えます。読み方は「スロー、クイック、クイック」などと読みます。S(スロー)は2拍、Q(クイック)は1拍です。例えば、「SQQ」は2拍+1拍+1拍=1小節になるわけです。他にも半拍(0.5拍)をあらわす&(アンド)というカウントもあります。

実際に見てみよう

では、実際にスローフォックストロットがどのような踊りなのか見てみましょう。

まずこちらの動画をご覧ください。とあるサークルのスローフォックストロットの紹介動画です。

スローフォックストロットの基本的で簡単なステップを解説してくれています。スローフォックストロットの基本的なリズムの取り方についても触れてくれています。動画に合わせてステップ名やリズムが明記されていて非常にわかりやすいです。

では、すごく上手な人たちがスローフォックストロットを踊るとどのようになるのでしょうか?次は、元世界ファイナリストのジョナサン・クロスリー&リン・マリナー組( Jonathan Crossley & Lyn Marriner)のスローフォックストロットのデモンストレーションをご覧ください。

んんー!!ついつい唸ってしまいますね。スローフォックストロットの滑らかさが非常に際立つカップルです。このカップルは典型的なイングリッシュスタイル(英国式の優雅なダンス)で踊っていますね。いぶし銀という言葉がぴったり合うカップルです。

では次に、競技会の様子をご覧ください。これは2011年に大阪で行われた日本のプロA級の試合の様子です。

https://youtu.be/52mxE1Js98c

競技会は複数人で同時に踊り競い合います。優雅なスローフォックストロットですが、どことなく闘志を感じませんか?これが競技会の雰囲気です。滑らかなスローフォックストロットですが、スピード感を感じることでしょう。

いかがでしょうか?スローフォックストロットの雰囲気はつかんでいただけましたか?

参考までに、こちらがフォックストロットの動画です。”スロー”フォックストロットではありませんのでご注意を。

https://youtu.be/tyOWM6S1ITA

こちらの動画、今までご覧になってきた社交ダンスのスローフォックストロットとは違い、結構早いですね。ですが、ステップやフットワーク(足遣い)は似たものを感じます。

クイックステップとは?

社交ダンスの中でも、スタンダード種目は優雅なイメージがあります。しかし、スタンダード種目すべてがゆったりとした動きとは限りません。なかにはフロア上を走りまわる種目も存在するのです。それがクイックステップです。

クイックステップの歴史

1920年代にチャールストンという曲のブームに合わせて、フォックストロットを早いリズムで演奏したのが始まりと言われています。当初はワンステップと呼ばれていましたが、後にクイックステップと名称を変更しました。

クイックステップってどんな踊り?

スタンダード種目の一つで、クイックもしくはクイックステップと呼ばれています。リズムは4拍子で1拍目と2拍目にアクセントがあります。ただし、1拍目の方がアクセントが強いです。競技ダンスでは最後に踊ることが多いです。

クイックステップはその名の通り、軽快で素早いダンスです。飛んだり跳ねたりというイメージをもつ人が多いようです。他の種目には見られない、跳ぶという動きがあるのが特徴です。しかし、すべてが飛んだり跳ねたりというわけではなく、スイングダンスの要素も含んでいるので、滑らかに踊ることも重要になります。素早いワルツと言ったイメージでしょう。

動きが早い分、ワルツのように上下に深く動いている時間が無いので、上下動(ライズ&フォール、ライズ&ロアー)は浅めになっています。

曲は、別途説明するジルバという種目と同じ曲をつかうことが多く、パーティーなどでは同じフロア(会場)でジルバとクイックステップが混在しながら踊るという光景を良く目にします。

スタンダード種目の中でも苦手とする方が多くいます。これは「クイックステップは速い」という先入観から来るもののようです。実際踊ってみると、さほど速くないという印象をもつ方もいます。まずは先入観を捨てて挑戦してみることをお勧めします。

カウント(タイミング)の取り方はS(スロー)やQ(クイック)などを使います。1小節4拍なので、「1234、1234、、、」と数えていきますが、クイックステップの場合は主に、「SQQ」などと数えます。読み方は「スロー、クイック、クイック」などと読みます。S(スロー)は2拍、Q(クイック)は1拍です。例えば、「SQQ」は2拍+1拍+1拍=1小節になるわけです。他にも半拍(0.5拍)をあらわす&(アンド)というカウントもあります。

実際に見てみよう

では、実際にクイックステップがどのような踊りなのか見てみましょう。

まずこちらの動画をご覧ください。とあるサークルのクイックステップの紹介動画です。

クイックステップの基本的で簡単なステップを解説してくれています。クイックステップの基本的なリズムの取り方についても触れてくれています。動画に合わせてステップ名やリズムが明記されていて非常にわかりやすいです。

では、すごく上手な人たちがクイックステップを踊るとどのようになるのでしょうか?次は、元世界ファイナリストのウイリアム・ピノ&アレッサンドラ・ブッキャレーリ組( William Pino & Alessandra Bucciarelli)のクイックステップのデモンストレーションをご覧ください。

気持ちいいほど軽快ですね!!さすがファイナリスト。クイックステップの軽快さと滑らかさ、そしてキレの良さが引き立ちます。彼らは外国人選手では非常に珍しい、非常に小柄なカップルです。でも、小さいことを全く感じさせない動きをしますよね。躍動感が素晴らしいイタリアのカップルです。

では次に、競技会の様子をご覧ください。これは2011年に大阪で行われた日本のプロA級の試合の様子です。

競技会は複数人で同時に踊り競い合います。軽快なクイックステップの特徴であるスピード感が素晴らしいですね。あっという間に目の前を通り過ぎてしまいます。それでいて優雅さが漂うのが素晴らしいダンサーの特徴です。

いかがでしょうか?クイックステップの雰囲気をつかんでいただけましたか?

参考までに、こちらがチャールストンの動画です。実際にこのステップを取り入れて踊ることもあるんですよ!

フットワークが非常に軽いですね。始めてこのステップを踊ってみた時は、足元がめちゃくちゃだった覚えがあります。そう考えるとすごい人たちです。

ヴェニーズワルツ(ウインナーワルツ)とは?

社交ダンスの種目の中で、ヴェニーズワルツというものが存在します。この種目、同じ社交ダンスの種目のワルツとは名前がよく似ていますが、はたして踊り自体も似ているのでしょうか?

ヴェニーズワルツの歴史

19世紀のウィーンで流行した3拍子のワルツです。ウィーン会議がきっかけとされています。ヨハンシュトラウス1世とヨーゼフランナーが創始者とされていて、ヨハンシュトラウス1世の息子、ヨハンシュトラウス2世がヴェニーズワルツの様式を完成させ「ワルツ王」と呼ばれていました。

ヴェニーズワルツってどんな踊り?

スタンダード種目の一つで、ヴェニーズワルツヴェニーズワルツもしくはウィンナーワルツウインナーワルツウインナワルツと呼ばれています。すべて発音が違うだけで、同じ踊りです。リズムは3拍子で1拍目にアクセントがあります。競技ダンスでは最後もしくは3曲目に踊ることが多いです。予選の段階では踊らず、準決勝などになってから踊ることがあります。

ヴェニーズ、ヴェニーズ、ウィンナー、ウインナー、ウインナは、日本語に訳すと「ウィーンの」という意味になります。つまり、ヴェニーズワルツというのは、ウィーンのワルツということになります。

ヴェニーズワルツは優雅で素早いダンスです。ステップの数自体は他の種目に比べると圧倒的に少ないのが特徴です。これは、伝統的なダンスを継承するため、バリエーションと呼ばれる応用的なステップを作らないように協定されているのです。したがって、右回りをするナチュラルターン、左回りをするリバースターン、そして右回りと左回りを切り替えるステップのみで主に構成されています。つまり、ほとんど右か左に回り続けているということです。

ヴェニーズワルツに限らず、社交ダンスでは、フロア上を反時計回りに回るというルールがあります。このルールをLOD(ラインオブダンス)と呼びます。この交通規則を守らないと、他のカップルと交通渋滞が起こったり、衝突事故のもとになります。

さて、このLODは反時計回りと決まっています。体験してみると分かるのですが、右回り(ナチュラルターン)をしながらだと簡単にLODに沿って進めるのですが、左回り(リバースターン)をしながらLODに沿って進むのは非常に難しいのです。よって、リバースターン(左回り)よりもナチュラルターン(右回り)の方が多く使われる特徴があります。つまり、ヴェニーズワルツはほとんど右回りで構成されているのです。

始めてこのダンスを踊る人の多くが「目が回る」と言うそうです。確かにずっと回り続けていれば、慣れないと目が回るだろうなぁと思います。見ている人からすると、非常に優雅ですが。

ステップの種類が少なく、競技会でもなかなか踊るきっかけが少ないのです。さらに、回転が多く、素早いというこの種目の特性上、あまり好んで踊られることは少ないようです。競技選手でさえ、練習頻度は少ないのです。めったに踊らない種目ではありますが、回転が多く素早いので、ダンスの基礎を学ぶには最適だという先生も多くいるのも事実です。

実際に見てみよう

では、実際にヴェニーズワルツがどのような踊りなのか見てみましょう。

まずこちらの動画をご覧ください。とあるサークルのヴェニーズワルツの紹介動画です。

ヴェニーズワルツの基本的で簡単なステップを解説してくれています。ヴェニーズワルツの基本的なリズムの取り方についても触れてくれています。動画に合わせてステップ名やリズムが明記されていて非常にわかりやすいです。

では、すごく上手な人たちがヴェニーズワルツを踊るとどのようになるのでしょうか?次は、元世界ファイナリストのジョナサン・ウィルキンス&ヘーゼル・ニューベリー組(Jonathan Wilkins & Hazel Newberry)のヴェニーズワルツのデモンストレーションをご覧ください。

優雅という言葉に尽きますね!!素晴らしいダンサーです。複数人で踊る競技会ではなく、一組で自由な曲で踊るデモンストレーションなので、基本的なステップ以外にも特殊なステップがたくさん使われています。このカップルは、雰囲気が非常に上品なカップルです。曲の特徴や上品な表現が非常に上手いカップルですね。

では次に、競技会の様子をご覧ください。これは2011年に大阪で行われた日本のプロA級の試合の様子です。

競技会は複数人で同時に踊り競い合います。優雅なヴェニーズワルツの特徴が見事に表現されています。どのカップルも甲乙つけがたいですね。

いかがでしょうか?ヴェニーズワルツの雰囲気をつかんでいただけましたか?

チャチャチャとは?

チャチャチャって聞いたことありますか?社交ダンスの中でも比較的有名な種目です。「おもちゃのチャチャチャ」という曲もありましたね。チャチャチャとはどういった踊りなのでしょうか?

チャチャチャの歴史

チャチャチャはルンバとマンボの曲から派生して生まれました。1951年、キューバの作曲家がダンスフロアに紹介したのが始まりと言われています。ダンサーの床を叩くステップの音がキューバの擬音語でチャチャチャと言うところから名付けられたそうです。

チャチャチャってどんな踊り?

ラテンアメリカン種目の一つで、チャチャチャもしくはチャチャと呼ばれています。リズムは4拍子で4拍目からチャチャチャ(4&1)と歯切れのよいアクセントがあります。競技ダンスでは1種目目もしくは2種目目に踊ることが多いです。

チャチャチャは軽快で歯切れのよいダンスです。基本的な動きはルンバと似ていますが、スピード感がルンバとは異なり非常に早いです。メリハリがあり素早く動くことが要求されます。

社交ダンスでは、フロア上を反時計回りに回るというルールがあります。このルールをLOD(ラインオブダンス)と呼びます。この交通規則を守らないと、他のカップルと交通渋滞が起こったり、衝突事故のもとになります。しかし、チャチャチャはLODに関係なく主にその場で留まって踊ることが多い種目です。

実際に見てみよう

では、実際にチャチャチャがどのような踊りなのか見てみましょう。

まずこちらの動画をご覧ください。とあるサークルのチャチャチャの紹介動画です。

チャチャチャの基本的で簡単なステップを解説してくれています。チャチャチャの基本的なリズムの取り方についても触れてくれています。動画に合わせてステップ名やリズムが明記されていて非常にわかりやすいです。

では、すごく上手な人たちがチャチャチャを踊るとどのようになるのでしょうか?次は、世界ファイナリストのセルゲイ・サルコフ&メリア組(Sergey Surkov & Melia)のチャチャチャのデモンストレーションをご覧ください。

カッコいいですね!!海外の選手独特なノリの良さがはっきりと出ています。このカップルは情熱的な女性の表現とクールな男性の表現が見事にマッチしています。素晴らしい選手ですね。

では次に、競技会の様子をご覧ください。これは2011年に大阪で行われた日本のプロA級の試合の様子です。

競技会は複数人で同時に踊り競い合います。歯切れのよいチャチャチャの特徴がどのカップルも表現できています。ご覧になっておわかりのように、ほとんどのカップルが、ほぼその場で踊っていますね?これがチャチャチャの一つの特徴です。

いかがでしょうか?チャチャチャの雰囲気をつかんでいただけましたか?

サンバとは?

皆さん、サンバと聞くとどんな踊りを思い出しますか?おそらく多くの人はリオのカーニバルを思い出すでしょうね。では、社交ダンスにおけるサンバという種目はどんな踊りなのでしょうか?

サンバの歴史

サンバとは、ブラジルの代表的な音楽の一つです。19世紀の終わりごろ、現在のサルバドールで発祥したとされています。当時、サルバドールは奴隷貿易によってアフリカから多くの黒人がつれてこられました。その後、アフリカ系の黒人たちがリオデジャネイロに移住し、打楽器のみで構成されたBatucada(バチカタ、バトゥカーダ)と呼ばれるサンバを元にブラジルを代表する音楽になりました。結果としてサンバは、アフリカの宗教的民族舞踊とヨーロッパの舞曲が混ざり合ったものとなりました。

サンバってどんな踊り?

ラテンアメリカン種目の一つで、サンバと呼ばれています。リズムは2分の4拍子で2拍目にアクセントがあります。競技ダンスでは主に1種目目もしくは2種目目で踊ることが多いです。

一般的にはリオのカーニバルを連想する方が多いのではないでしょうか?これは社交ダンスとは違ったものになります。

サンバは妖艶で弾むようなような動きが特徴のダンスです。バウンスアクションと呼ばれる膝の屈伸運動を利用した弾むような動きが特徴です。膝の曲げ伸ばしをお腹まわりで吸収するので腰を振る動きにつながっています。

カウント(タイミング)の取り方は拍数で数える時もあれば、S(スロー)やQ(クイック)などを使うこともあります。1小節2分の4拍なので、「1a2、3a4、1a2、3a4、、、」と数えたり、「SaS、SaS、、、」と数えたりします。読み方は「スロー ア スロー、スロー ア スロー、、、」などと読みます。S(スロー)は2拍、Q(クイック)は1拍です。a(ア)は1/4拍を指します。他にも半拍(0.5拍)をあらわす&(アンド)というカウントもあります。

実際に見てみよう

では、実際にサンバがどのような踊りなのか見てみましょう。

まずこちらの動画をご覧ください。とあるサークルのサンバの紹介動画です。

サンバの基本的で簡単なステップを解説してくれています。サンバの基本的なリズムの取り方についても触れてくれています。動画に合わせてステップ名やリズムが明記されていて非常にわかりやすいです。

では、すごく上手な人たちがサンバを踊るとどのようになるのでしょうか?次は、世界ファイナリストのフランコ・フォーミカ&オクサナ・レベデュー組(Franco Formica & Oxana Lebedew)のサンバのデモンストレーションをご覧ください。ちなみに、1分を過ぎたあたりからが本番です。

すごい体の動きですね!!最初からみていると、最初の動きと1分過ぎからの本気の踊りでは全く違うことに驚きを感じます。体の躍動が素晴らしいスピード感を生みだしているカップルですね。ときどき見せるおどけたしぐさもまたサンバの楽しさを引き立てています。

では次に、競技会の様子をご覧ください。これは2011年に大阪で行われた日本のプロA級の試合の様子です。

競技会は複数人で同時に踊り競い合います。この動画は決勝戦の様子です。選りすぐりの精鋭たちによるサンバは、非常に熱狂的ですね。

いかがでしょうか?サンバの雰囲気はつかんでいただけましたか?

参考までに、こちらがリオのサンバカーニバルの動画です。社交ダンスのサンバとは全く違った雰囲気ではないでしょうか?

とにかく派手ですね。そして二人で踊るのではなく、多くの場合、一人で踊ります。ステップもあまり決まっておらず、アドリブで踊ることの方が多いようですよ。

ルンバとは?

社交ダンスを習うことになり、早い段階で覚えることになるであろうルンバ。さて、ルンバとは一体どういう踊りなのでしょうか?

ルンバの歴史

ルンバとは、キューバのアフリカ系住民から生まれたラテン音楽です。アフリカの神々にささげる黒人の宗教音楽から派生した郷土の娯楽音楽です。それがアメリカやヨーロッパに渡って社交ダンスのルンバが生まれました。当時は、リズムの1拍目から踊り始めるスクエアルンバと、2拍目から動き始めるキューバンルンバに分かれていましたが、1962年に英国教師協会が正式にキューバンルンバをルンバの基礎として採用したのをきっかけに、社交ダンスのルンバは暗黙のうちにキューバンルンバと認識されるようになりました。

ルンバってどんな踊り?

ラテンアメリカン種目の一つで、ルンバと呼ばれている種目はどのようなダンスなのでしょうか?リズムは4拍子で2拍目に弱いアクセント、4拍目に強いアクセントがあります。競技ダンスでは主に3種目目で踊ることが多いです。

ルンバは滑らかでゆったりした動きが特徴のダンスです。愛を育むようにと表現されることもあります。ラテンアメリカン種目の中で最もゆったりとしていて、ステップとしては一番覚えやすいこともあり、ラテンアメリカン種目の中では最初に学ぶことが多いです。基礎を学ぶためにはもってこいの種目ともいえます。

社交ダンスでは、フロア上を反時計回りに回るというルールがあります。このルールをLOD(ラインオブダンス)と呼びます。この交通規則を守らないと、他のカップルと交通渋滞が起こったり、衝突事故のもとになります。しかし、ルンバはLODに関係なく主にその場で留まって踊ることが多い種目です。

カウント(タイミング)の取り方は拍数で数えます。2から始まるように「2341、2341、、、」と数えることが多いです。これは、1拍目から踊り始めるスクエアルンバと異なり、2拍目から動き出すことが多いためです。他にも、半拍(0.5拍)を表す&(アンド、エンド)や、1/4拍を示すa(ア)というカウントもあります。

実際に見てみよう

では、実際にルンバがどのような踊りなのか見てみましょう。

まずこちらの動画をご覧ください。とあるサークルのルンバの紹介動画です。

ルンバの基本的で簡単なステップを解説してくれています。ルンバの基本的なリズムの取り方についても触れてくれています。動画に合わせてステップ名やリズムが明記されていて非常にわかりやすいです。

では、すごく上手な人たちがルンバを踊るとどのようになるのでしょうか?次は、世界ファイナリストのリカルド・コッキ&ユリア・ザゴルチェンコ組(Riccardo Cocchi & Yulia Zagoruychenko)のルンバのデモンストレーションをご覧ください。

ゆっくりなのに早い!!そしてセクシーですね。動きがずっと途切れないように滑らかに動き続けています。簡単そうに見えてなかなかできない動きです。そして二人の一体感が愛のある雰囲気を出しています。

このカップルは、非常に小柄なカップルです。最後の挨拶をするときの回りの観客との身長差を見てください。観客の方々の方が大きいかもしれません。こんな小柄でも、あんなに大きな踊りが出来るんですね。

では次に、競技会の様子をご覧ください。これは2011年に大阪で行われた日本のプロA級の試合の様子です。

競技会は複数人で同時に踊り競い合います。この動画は決勝戦の様子です。ゆったりとした動きの中に素早さがあふれています。これだけの人数がいると、どのカップルを見たらよいのか迷ってしまいますね。

いかがでしょうか?ルンバの雰囲気はつかんでいただけましたか?

パソドブレとは?

社交ダンスにはパソドブレという種目があります。おそらく、他の種目よりも習う機会が少ないと思います。では、パソドブレとはどのような踊りなのでしょうか?

パソドブレの歴史

パソドブレはスペインで生まれました。闘牛で牛とマタドール(闘牛士)が入場するときに流れる楽曲の総称として名づけられました。民衆のダンスとしてパソドブレが広まったのは1920年代のことです。当初は「スパニッシュ・ワンステップ」という名前で広がり、当時文化の中心だったパリに渡り流行しました。そこで音楽名だったパソドブレがダンスの名前として定着しました。パソドブレの流行はパリから世界中にほぼ同時期に広まりました。第二次大戦後、イギリスのダンス教師協会が中心となって現在の様な踊り方が標準化されました。

パソドブレってどんな踊り?

ラテンアメリカン種目の一つで、パソドブレもしくはパソと呼ばれているこの種目ですが、どのような踊りなのでしょうか?リズムは2分の4拍子で、各小節の第1拍目に音楽的なアクセントがあります。競技ダンスでは主に4種目目に踊ることが多いです。

ちなみにパソドブレとはスペイン語で「ダブルステップ」という意味です。1・2・1・2、、、というマーチ(行進曲)の音楽に合わせて踊るダンスです。闘牛をイメージしたこのダンスは、男性が闘牛士の役割を演じます。一方女性はというと、時にはケープを演じたり、時には牛を演じたり、時にはフラメンコダンサーを演じるなど、様々な役割で踊られることが多いのです。ラテンアメリカンの他の種目は女性が主役なのに対し、パソドブレは男性が主役として踊ります。力強く勇ましい動きが特徴のダンスです。

カウント(タイミング)の取り方は拍数で数えることが多いです。1小節が2分の4拍なので、「12、12、12、12、、、」と数えます。ただし場合によっては「1234、1234、、、」と数えたり「12345678、123456787、、、」と数えることも許されています。a(ア)は1/4拍を指し、&(エンド、アンド)は1/2拍(0.5拍)をあらわします。

実際に見てみよう

では、実際にパソドブレがどのような踊りなのか見てみましょう。

まずこちらの動画をご覧ください。とあるサークルのパソドブレの紹介動画です。

パソドブレの基本的で簡単なステップを解説してくれています。パソドブレの基本的なリズムの取り方についても触れてくれています。動画に合わせてステップ名やリズムが明記されていて非常にわかりやすいです。

では、すごく上手な人たちがサンバを踊るとどのようになるのでしょうか?次は、世界チャンピオンのマイケル・マリトースキー&ジョアンナ・ルーニス組( Michael Malitowski & Joanne Leunis)のパソドブレのデモンストレーションをご覧ください。

すごい迫力です!!男性の力強さと女性のしなやかさが見事にマッチしています。このカップルは2012年2月現在の世界チャンピオンです。圧倒的な身体能力の高さが見て取れます。特に女性の身体能力の高さは、他の追随を許さないでしょう。

では次に、競技会の様子をご覧ください。これは2011年に大阪で行われた日本のプロA級の試合の様子です。

競技会は複数人で同時に踊り競い合います。この動画は決勝戦の様子です。猛々しく力強い様子が踊りだけでなく、表情からも見て取れます。

いかがでしょうか?パソドブレの雰囲気はつかんでいただけましたか?

参考までに、こちらがフラメンコの動画です。社交ダンスのパソドブレとはまた違った雰囲気ではないでしょうか?

社交ダンスとはまた違う感じがしますが、女性の雰囲気は似通っていますよね。フラメンコの要素もとても必要になります。

そしてこちらが闘牛の様子です。

https://youtu.be/_JITqnIvvgs

パソドブレを踊る男性は闘牛士(マタドール)をイメージしていますが、こういったポーズもパソドブレでは頻繁に登場します。こういった姿勢もパソドブレでは必要になります。

ジャイブとは?

ジャイブという種目。。。私が個人的に一番好きな種目です。ノリノリで踊るこのダンスは一体どういった踊りなのでしょうか?

ジャイブの歴史

ジャイブの起源は1920年代のハーレムです。当時、ジャズ音楽に合わせてフォックストロットが踊られていました。その後、チャールストン、リンディポップというダンスが踊られるようになりました。1930年代には早いテンポのスイングジャズに合わせてジッタバーグと呼ばれるダンスに変わってきました。ジッタバーグ。これがジルバの語源です。1940年代にヨーロッパに伝えられジャイブになりました。そして1960年代に競技種目としてのジャイブが定められました。

ジャイブってどんな踊り?

ラテンアメリカン種目の一つで、ジャイブと呼ばれているこの種目ですが、どのような踊りなのでしょうか?リズムは4分の4拍子で、2拍目と4拍目に打楽器による強いアクセントがあります。競技ダンスでは主に5種目目に踊ることが多いです。

ジャイブはぴょんぴょんと飛び跳ねるように踊るイメージのあるダンスです。しかし実際はスイングという振り子の様な運動を利用して踊るダンスです。スイングジャズから生まれたダンスですので、ジャズの様なノリが必要となります。元は大衆の踊りなので、本来誰とでも踊れるように作られています。

カウント(タイミング)の取り方は拍数で数えることもS(スロー)やQ(クイック)で数えることもあります。1小節が4拍なので「1a2、1a4、1a2、3a4、、、」と数えたり、「SaS、SaS、、、」と数えたりします。他にも、1/4拍を指すa(ア)や、1/2拍(0.5拍)をあらわす&(アンド・エンド)を使うこともあります。

実際に見てみよう

では、実際にジャイブがどのような踊りなのか見てみましょう。

まずこちらの動画をご覧ください。とあるサークルのジャイブの紹介動画です。

ジャイブの基本的で簡単なステップを解説してくれています。ジャイブの基本的なリズムの取り方についても触れてくれています。動画に合わせてステップ名やリズムが明記されていて非常にわかりやすいです。

では、すごく上手な人たちがジャイブを踊るとどのようになるのでしょうか?次は、世界チャンピオンのブライアン・ワトソン&カルメン組(Bryan Watson & Carmen)のジャイブのデモンストレーションをご覧ください。ちなみに、本格的にジャイブになるのが1分12秒くらいからで、彼らが本気を出すのが帽子を脱ぐ2分8秒くらいからです。

なんて軽快でファッショナブルな動きなのでしょう!!早すぎてカメラでとらえきれない動きです。そして、最初から最後まで通すと動きが4段階にレベルアップするデモンストレーションです。最初はなだらかで、曲が変わると余裕のあるジャイブに、帽子を脱ぐと本気のジャイブに、さらに挨拶を終えるとアンコールのジャイブに!!!この演出、秀逸です。

では次に、競技会の様子をご覧ください。これは2011年に大阪で行われた日本のプロA級の試合の様子です。

競技会は複数人で同時に踊り競い合います。この動画は決勝戦の様子です。決勝戦までに、みんな何度も予選を踊り抜いています。そしてジャイブは5種目目なので、みんなすでに倒れこみたいほどヘトヘトなはずなのです。そこでこのハッスルダンスです。拍手に値しますね。

いかがでしょうか?ジャイブの雰囲気はつかんでいただけましたか?

参考までに、こちらがリンディポップの動画です。社交ダンスのジャイブの起源となっていますが、、、この動きは真似できないですね!!!逆にすごい!!?

かなり歴史を感じる動画ですが、このノリは日本人には真似できません。。。たぶん。

ブルースとは?

社交ダンスを習い始めるときに、もしかしたら一番最初に教わるかもしれないのがこのブルースです。最初に教わるので比較的簡単に踊れてしまいます。では、ブルースというのは一体どんな踊りなんでしょうか?

ブルースの歴史

ブルースは19世紀後半に黒人霊歌や労働歌から発展して生まれました。1903年にWCハンディがブルースを聞き広く知らしめたことから、この年をブルース生誕の年とする見方があります。

ブルースってどんな踊り?

パーティー等で踊られる種目の一つです。ブルースは女性と男性がスタンダード種目のように組んで踊ります。ゆったりとしたリズムでジグザグに移動するように踊るダンスです。競技種目ではないのであまり普及してはいませんが、パーティーなどでは根強い人気があります。

回転は比較的少なく、ゆったりとした移動が多い種目です。なので初心者に人気があります。状況によっては、全く社交ダンスを踊ったことの無い方でも、相手によっては踊れることもあります。それほど簡単なダンスです。

カウント(タイミング)の取り方は拍数で数えることが多いです。S(スロー)やQ(クイック)で数えます。「SSQQ、SSQQ、、、」と数えたりします。Sが2拍で、Qが1拍です。

曲はスローフォックストロットと同じ曲を使うことが多いです。したがって、不特定多数の方と踊るパーティー会場などでは、スローフォックストロットとブルースが同じフロアで踊られることもあります。

実際に見てみよう

では、実際にブルースがどのような踊りなのか見てみましょう。

まずこちらの動画をご覧ください。とあるサークルのブルースの紹介動画です。

ブルースの基本的で簡単なステップを解説してくれています。ブルースの基本的なリズムの取り方についても触れてくれています。動画に合わせてステップ名やリズムが明記されていて非常にわかりやすいです。

こちらの動画をご覧ください。先程とは違う方々が踊っています。

ゆったりとしたブルースのイメージがしっかりと伝わってきますね。それでいて非常にきれいで美しく、優雅に踊っています。

いかがでしょうか?ブルースの雰囲気はつかんでいただけましたか?

ジルバとは?

大学生から社交ダンスを始めた私が一番最初に習ったのがこのジルバでした。ジルバとはどのような踊りなのでしょうか?

ジルバの歴史

ジルバは1945年の第二次大戦終戦とともにアメリカ軍の兵士によって日本に伝わりました。リンディポップやジャイブと同様、スイングダンスとして扱われています。軽快でリズミカルなので大衆に人気が出て、日本中に広まりました。

ジルバとは和製英語で、海外では通用しません。英語ではJitterbug(ジッターバグ、ジターバグ)と言い、訛ってジルバと呼ばれるようになりました。

ジルバってどんな踊り?

パーティー等で踊られる種目の一つで、俗に言うパーティーダンスに分類されます。ブルースは女性と男性が向きあうように組んで踊りますが、ステップによっては離れて踊ったりもします。リズミカルで軽快に踊るダンスです。競技種目ではありませんが、クイックステップと同じ曲で踊るため、クイックステップが踊れない人々を中心に根強い人気があります。パーティーなどではいまだに踊られる人気のある種目です。

ジルバに似た種目にジャイブがあります。両方ともスイングダンスの一種で、似たようなステップもかなり多いのですが、大きな違いがリズムにあります。ジルバはシングルリンディー形式のリズムをとります。シングルリンディー形式とは、主に2拍のS(スロー)と1拍のQ(クイック)を使って「SSQQ」とカウントするリズム形式です。これに対し、ジャイブはダブルリンディー形式のリズムをとります。ダブルリンディー形式とはSやQのほかに、1/2拍を示す&(エンド)カウントを使って「Q&Q、Q&Q、QQ」とカウントするリズム形式です。シングルリンディー形式の方がシンプルなため、ジャイブよりもジルバの方が簡単だと言えます。

曲はクイックステップと同じ曲を使うことが多いです。したがって、不特定多数の方と踊るパーティー会場などでは、クイックステップとジルバが同じフロアで踊られることもあります。ジルバは主にその場から移動せずに踊るのに対し、クイックステップはムービングダンスなので、フロア上を反時計回りに移動しながら踊るため、ごみごみと混雑することも多々あります。

実際に見てみよう

では、実際にジルバがどのような踊りなのか見てみましょう。

まずこちらの動画をご覧ください。とあるサークルのジルバの紹介動画です。

https://youtu.be/sJ7W-aFzhec

ジルバの基本的で簡単なステップを解説してくれています。ジルバの基本的なリズムの取り方についても触れてくれています。動画に合わせてステップ名やリズムが明記されていて非常にわかりやすいです。

こちらの動画をご覧ください。先程とはちょっと違う雰囲気で踊っています。

軽快で踊りやすいジルバの簡単なレッスンビデオです。古き良き時代のジルバのイメージが伝わるのではないでしょうか?

いかがでしょうか?ジルバの雰囲気はつかんでいただけましたか?

マンボとは?

社交ダンスの中には、マンボと言う種目があります。上達していくとあまり踊る機会が少なくなるであろうこの種目、いったいどんなダンス何でしょうか?

マンボの歴史

マンボとはそもそも音楽のジャンルのひとつです。ラテン音楽にジャンル分けされます。本来「神との対話」という意味をもちます。1930年代後半に、もともとキューバで流行っていたルンバに、ジャズの要素をミックスさせて作られました。1940年代後半にダンスとしてのマンボが世界中に広がりました。

マンボってどんな踊り?

パーティー等で踊られる種目の一つです。マンボは女性と男性が相対しリズムをずらして踊るダンスです。競技種目ではないので、あまり普及していないのが現状です。しかし、楽しいダンスなので根強い人気があります。

具体的に説明しましょう。男性と女性が相対して立ち、それぞれ前後にステップを踏みながらほぼその場で踊ります。1小節で前進、1小節で後退するので、合計2小節で前後一周できるわけです。男性の方が女性よりも1小節早く動いているので、男性が前進している時に女性は後退をしています。同様に、男性が後退している時に女性は前進しています。

このような基本的なステップを踏みながら、回転したり左右に動いたりと、男性が先行して動きます。その様子を女性が見て、蛙のうたの輪唱のように1小節ずらして同じ動きを踊るというダンスです。

カウント(タイミング)の取り方は拍数で数えることも、S(スロー)やQ(クイック)で数えることもあります。1小節が4拍なので「123(4)、123(4)、、、、」と数えます。ちなみに、4カウント目は動かないので、数えないこともあります。他には「QQS、QQS、、、」と数えたりします。Sが2拍で、Qが1拍です。他にも、1/4拍を指すa(ア)や、1/2拍(0.5拍)をあらわす&(アンド・エンド)を使うこともあります。

音楽は、チャチャチャと同じ曲を使うことが多いようです。チャチャチャが2カウント目からはじめる「2341、2341、、、」と数えるのに対し、マンボは「1234、1234、、、」と数えます。チャチャチャのリズムの取り方になれてしまうと、混乱することがあるので注意が必要です。

実際に見てみよう

では、実際にマンボがどのような踊りなのか見てみましょう。

まずこちらの動画をご覧ください。

基本となる動き(ベーシックムーブメント)といくつかのステップさえ覚えてしまえば、誰とでも踊れるのが特徴です。

こちらの動画をご覧ください。マンボも極めるとこんなダンスになりますね。

いかがでしょうか?マンボの雰囲気はつかんでいただけましたか?

スクエアルンバとは?

社交ダンスにおけるスクエアンルンバとは、いったいどんなダンスなのでしょうか?数年プロの社交ダンサーとして活躍している私も、実は踊ったことがありません。

スクエアルンバの歴史

ルンバにはスクエアルンバ(ボックスルンバ)とキューバンルンバ(俗に言うルンバ)があります。どちらもキューバから伝わってきました。1930年代にイギリスにルンバが伝わったその頃、パリにもルンバが伝わりました。イギリスに伝わり競技化されたキューバンルンバとは異なり、パリに伝わったスクエアルンバは芸術家たちが集う街中のカフェやサロンなどで踊られるようになりました。イギリスで広まったキューバンルンバとは違った進化を見せたのがパリで広まったスクエアルンバでした。

スクエアルンバってどんな踊り?

スクエアルンバもしくはボックスルンバと呼ばれています。パーティー等で踊られる種目の一つです。しかし以前と比べると現在はあまり踊る機会も少なくなっているようです。スクエアルンバは女性と男性が向かい合うように組んで踊ります。ルンバのリズムで前後左右に移動するように踊るダンスです。競技種目ではないのであまり普及していないのが現状です。

カウント(タイミング)の取り方は4拍子を1から数え始めます。「1234、1234、、、」と数えます。

曲はルンバと同じ曲を使うことが多いです。ただし、ルンバよりも少しテンポの早い曲を使うことがあります。

実際に見てみよう

では、実際にスクエアルンバがどのような踊りなのか見てみましょう。

まずこちらの動画をご覧ください。とあるダンス教室のスクエアルンバの紹介動画です。

スクエアルンバの基本的で簡単なステップを紹介してくれています。ちょっと画面左寄りですが(笑)。

いかがでしょうか?スクエアルンバの雰囲気はつかんでいただけましたか?

横浜ジルバとは?

横浜ジルバって、聞いたことがありますか?私も実は数年前に知ったばかりです。社交ダンスに分類されるかされないか微妙な種目ですがご紹介します。横浜ジルバ似た種目にジルバという種目があります。いったいどんな風に違うのでしょうか?

横浜ジルバの歴史

ジルバは1945年の第二次大戦終戦とともにアメリカ軍の兵士によって日本に伝わりました。それが横浜に渡り、独自の進化を遂げたものが現在の横浜ジルバ、通称ハマジルです。

横浜ジルバってどんな踊り?

パーティー等で踊られる種目の一つで、俗に言うパーティーダンスに分類されます。横浜ジルバが正式名称ですが、略してハマジルと呼ばれたりします。ハマジルは女性と男性が向きあうように組んで踊ります。これはジルバなどのダンスと同様です。一見するとサルサと同じような動きですが、やはり基本はジルバと同様です。

ハマジルはジルバと同様にリズミカルで軽快に踊るダンスです。競技種目ではありませんが、いまだに根強い人気があります。いまだにパーティーなどで踊ることもある人気の種目です。男性があまり動かず、女性を意のままに操るダンスです。相手と組んでいる手をコントロールすることで、動きを伝えます。

実際に見てみよう

では、実際に横浜ジルバがどのような踊りなのか見てみましょう。

まずこちらの動画をご覧ください。とあるダンススタジオの横浜ジルバの紹介動画です。

オーソドックスな横浜ジルバを踊っています。ちまたでよく見かける横浜ジルバという感じのダンスです。

続いてはこちらの動画をご覧ください。先程とはちょっと違う雰囲気で踊っています。

ファンキーなロックンロールの曲に合わせてファンキーな先生が横浜ジルバを踊っていますね。キレもいいし非常に軽快です。

いかがでしょうか?横浜ジルバの雰囲気はつかんでいただけましたか?