社交ダンスって何?

社交ダンスってそもそもどんなダンスなのでしょうか?
二人で踊ることはなんとなくわかるけど・・・?

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社交ダンスとはそもそもどのようなダンスなのでしょうか?その特徴を探っていきましょう。

社交ダンスの魅力

社交ダンスの魅力とは何でしょう?社交ダンス以外にも多くのダンスが存在します。しかし、社交ダンスには他のダンスにはない楽しさがあふれているのです。どんなダンスをやろうか迷っている方に、社交ダンス独自の魅力をご紹介します。

二人で踊る楽しさ

社交ダンスの最大の特徴はなんと言っても二人で踊ることです。これは、他のダンスにはあまり見られないことです。二人で一緒に踊るため、呼吸やリズムが合ってないと上手く踊れません。しかし、それがやりがいでもあるのです。

二人で踊るから相手の失敗をカバーすることが出来ます。仮に相手が失敗してしまっても、うまくサポートしてあげることだって出来るのです。お互いを支え合う。それが社交ダンスの最大の魅力です。

様々な目標がある

社交ダンスには様々な目標を設定することができます。初心者のうちは目指すべき目標が漠然としているかもしれませんが、だんだん上達してくるにつれて何か目標を定めた方がよいと思います。では一体どんな目標があるのでしょうか?

例えばどれだけ上達したのかを具体的に知るために、競技会やプロアマミックスコンペという選択肢があります。音楽性や表現力を磨くために、デモンストレーションで優雅に踊るのもいいでしょう。誰とでも踊れるように、パーティーに参加するのもいいと思います。地道に練習して、ひたすら上達を目指すのも目標の一種です。

人それぞれ、自分に合った目標が必要だと私は思っています。自分にピッタリの目標や目的を探して充実した練習が出来るのも社交ダンスの特徴です。

交流の道具としてのダンス

社交ダンスは見知らぬ人と初めて踊っても踊れるという特徴をもっています。本来、貴族や庶民の交流の手段だったので、誰とでも踊れて当然なのです。ある程度決まったステップさえ覚えてしまえば、初めて会う人とでも簡単に踊れてしまいます。

さらに、相手が上手な人であれば全くダンスを知らない人でも踊れてしまうものなのです。それは、リード&フォローという考えが根底にあるからなのです。

リード&フォローとは、男性がどのように動いてほしいかを相手に伝え(リード)、女性がその動きを受け取って(フォロー)、二人で一緒に動くという技術のことを言います。リードとフォローの原理があるので、誰とでも踊ることが出来るんです。

上手くなくても踊れる

少し難しい話になりますが、社交ダンスはどの程度踊れれば「踊れるようになった」と判断されるのでしょうか?実は、ステップを覚えて相手と踊れた瞬間に踊れるようになったと判断されるのです。つまり、ステップさえ覚えてしまえば社交ダンスは踊れてしまうのです。これは他のダンスではあまり見られない特徴です。

他のダンスはステップは覚えて当然で、それから上手く踊れることを基本的な目標としています。自然と目標が高く設定されがちです。上手くなることには上限がありませんから。しかし、社交ダンスの基本はステップを覚えて誰かと踊れればOKなんです。言い換えれば、ステップを覚えてしまえばひとまず完成なのです。

さらに、社交ダンスには他のダンスに見られる、激しい動きがありません。たとえばストリートダンスのようにバク転や逆立ちしたりしません。バレエのように柔軟性は必要ありません。普段の生活ができる体力があれば、ある程度踊れてしまうのです。

そのため、初心者や高齢者、運動神経の鈍い人にも手が出しやすいという特徴があります。どんなに高齢者でも、どんなに運動神経が無くても、普段歩ける人であれば数分で踊れるようになってしまいます。そこが社交ダンスの魅力の一つなんです。もちろん、そこから上達するには多少の時間と努力が必要ですが。

障害者でも踊れる

社交ダンスをしている人の中には、全く眼の見えない人がいます。歩けなくて車椅子で踊っている方もいます。それは、二人で踊るという特徴があるからできる業なのです。障害に関係なく楽しむことが出来るのも特徴の一つです。

実際に私は全盲の方をレッスンをしています。その方はブラインドダンス選手権(盲目の方を対象とした競技大会)で優勝するという目標を掲げて現実しています。

他にも車椅子ダンス選手権(車椅子の方を対象とした競技大会)などがあります。実際に見たことがありますが、健常者が踊るように皆さん自然に踊ってしまいます。どんな障害を抱えていようが、目標を失わずに楽しむことが出来るのも社交ダンスの面白みですね。

コチラはTV番組で放送されたブラインドダンスの特集です。

コチラは車いすダンスのとある大会の様子です。種目はスタンダードです。

コチラは上記の大会とは異なる車いすダンスの大会の様子です。種目はラテンアメリカンです。

他のダンスに無いおもしろさがたくさんある

社交ダンスには様々な楽しみ方が存在する一方、なんとなく踊っている方も多数いらっしゃいます。初心者のうちは仕方のないことです。しかし、漠然とダンスをしている方も是非、社交ダンスの魅力について今一度考えてみてください。より一層楽しくなっていくはずです。

社交ダンスってスポーツ?芸術?それとも・・・?

社交ダンスってそもそも一体何なのでしょうか?スポーツですか?芸術ですか?

社交ダンスはスポーツか?

当たり前の事実ですが、ダンスの一種なので体を動かします。なので社交ダンスはスポーツです。

ある人は競技会に出場しています。競技会とは、社交ダンスの大会です。他の選手と競ってNo.1ダンサーを決めるのです。他の選手に負けないように皆さん汗だくになって頑張って踊っています。結構ハードな運動です。

ある人は健康のために社交ダンスをしています。激しい運動は出来ないけれど、社交ダンスくらいならば無理せず始められるし健康にいいだろうという考えでしょう。確かに健康にはいいだろうなぁと、指導員の立場としても思います。

運動の負荷は人それぞれですが、社交ダンスをスポーツとして認識している人が多いです。

社交ダンスは芸術か?

ダンスと名前の付くものはすべて自己表現です。あるときは格好よく、あるときは美しく。そういった意味で社交ダンスは芸術です。

ダンスをやったことある人なら分かると思いますが、レッスンの時に注意されるのは「どうしたら格好よく踊れるか」を中心に注意されます。

様々な注意を受けると思いますが、それは結局美しく格好よく踊るための指導です。体を動かすのは美のためという発想が必ず根底に無ければダンスが成り立たないんです。

競技会(大会)だって運動量を競うものではありません。美しさ、格好よさ、魅力を競うものなんです。

社交ダンスはスポーツ?芸術?それとも・・・?

社交ダンスの起源はヨーロッパの民衆の間で踊られいたダンスです。その後、ヨーロッパ諸国の宮廷で踊られるようになり、日本では鹿鳴館時代に上流階級の人々に外交の手段として広がったそうです。

つまり、昔からコミュニケーションの手段の一つだったんですね。今でもそうです。社交ダンスを通じて様々な人とコミュニケーションをとり、楽しみながら踊るダンスパーティーというイベントが各地で開催されています。

というわけで、社交ダンスは相手とのコミュニケーションツールという側面もあるのです。

社交ダンスって結局何なの?

さて、ここまで社交ダンスはスポーツであり、芸術であり、コミュニケーションの手段であるとお伝えしました。実はそれらすべての要素をすべて含んでいるのが社交ダンスの特徴なんです。

特に、二人で踊るダンスというのは他のダンスにはほとんど無い特徴なんです。二人で踊るというのが、社交ダンスで最も難しいことであり、最もやりがいのあることであり、最も楽しいことなんですよ!

まとめ

  1. 社交ダンスはスポーツであり、芸術であり、コミュニケーションの道具でもある
  2. 二人で踊っているというのを常に忘れないように

社交ダンスって健康にいいの?

社交ダンスは健康にいいんです。医者ではないので医学的に適切なことは申し上げられませんが、教えている先生としての立場と実際の生徒さんの声から、なぜ社交ダンスが健康にいいといわれているのか経験的にご説明いたします。

足は第二の心臓

足は第二の心臓と呼ばれているのを知っていますか?心臓は筋肉を使ってポンプのように血液を全身に送りだしています。足は体の下の方に位置し、心臓から離れているので重力の影響で血液がたまりやすいのです。足の筋肉を動かすことによって、血液を体中に循環させられるので足は第二の心臓と呼ばれているんですね。ちなみにこの働きを「骨格筋ポンプ」といいます。

社交ダンスは無理なく足を使います。しかもランニングやウォーキングのように単調な動きではなく、複雑な動きで足全体を使います。第二の心臓をまんべんなく使うことが出来るんです。楽しく足を動かして結構促進を図れる。そりゃダンスは健康にいいと言われるわけですね。

頭を使ってボケ防止

社交ダンスは体を使っていればいいのでしょうか?いいえ違います。おそらく、体以上に頭を使うことになるでしょう。

ダンスをやる目的にもよりますが、ほとんどの人は多少なりともうまく踊りたいと思うでしょう。その時に必要となるのが頭の良さなのです。ダンスの先生やアドバイスをくれた先輩が言っていることを理解して、体を思ったように動かす必要があるんです。いくら体を動かしていても、きちんとアドバイスを理解して動かさなければうまくはなれません。頭をしっかり使って動いていれば脳が活性化され、ボケ防止につながるわけです。

さらに音楽に合わせて踊るというのもボケ防止に一役買っています。ただ動くだけではなく、音楽に合わせて踊ることによって脳が活発に活動するのです。体も動かせて頭も使える。社交ダンスは健康にとって一石二鳥ですね。

 ダンスは有酸素運動

社交ダンスは有酸素運動です。ジョギングやウォーキングと同様の効果があるとされています。有酸素運動には様々な効果が期待されています。体脂肪を燃焼させる、悪玉コレステロールを減少させ善玉コレステロールを増やす、血中の糖質を糖質を分解する、自律神経を整える、心肺機能が鍛えられる、毛細血管が発達する、疲労回復が早まる、などなど、ここには書ききれませんが、さまざまな健康効果が期待できます。

インナーマッスルを使って脂肪燃焼

社交ダンスは体の表面の筋肉ではなく、体の中心部に近い部分の筋肉を多く使います。これはインナーマッスルと呼ばれていて、通常の筋力トレーニングでは鍛えにくい部分の筋肉です。このインナーマッスルを使うことは、脂肪燃焼に大きな効果があります。

社交ダンスをしていると、このインナーマッスルを非常によく鍛えられるのです。インナーマッスルを使わないと、正しくきれいに動くことが出来ないからです。

社交ダンスをやっている人は痩せている人が多いですね?これは「痩せていないと社交ダンスが出来ない」のではなく、「社交ダンスをしているから痩せる」のです。

音楽に合わせてストレス解消

ダンスは音楽に合わせて踊ります。この音楽に合わせるということがストレス解消に非常に効果的なのです。ただ淡々と体を動かすのではなく、音楽に合わせリラックスすることで通常の運動よりもしっかりストレス解消出来るんですね。

社交ダンスは健康に良い

いかがでしたか?社交ダンスがなぜ健康に良いのか理解していただけましたか?健康のために社交ダンスを始めたいという方は、ぜひ参考にして下さい。

あなたが踊る目的は?

あなたは社交ダンスに少なからずの興味を持ってこのページを見てくれていると思います。ではここで私からの質問です。「あなたはなぜ社交ダンスに興味を持ったのでしょうか?」

最初は目的なんてない

皆さんが社交ダンスをやろうと思ったきっかけは何ですか?友達に誘われたから?ダンス教室の看板を見かけたから?誰かが踊っているのを見て踊りたいと思ったから?それとも何となく?皆さんは多少なりとも何かきっかけがあって社交ダンスをしているのではないでしょうか?

ところが「社交ダンスは何のためにやってますか?」と聞かれて、はっきり答えられるでしょうか?多くの場合、社交ダンスを始めるきっかけはあっても目的は無いんです。やってみたはいいけど、何のためにやってるんだろう?ってことです。

そこで皆さんに提案です。目的をもちましょう!目的をもつと、どんなイイことがあるのでしょうか?

目的をもつことのメリット

社交ダンスを習う目的をもっていると、モチベーション(やる気)が上がります。何となく始めて何となく続けていると、モチベーションが下がる時期が早々に来ます。せっかく習って少しずつ上達しているのに、モチベーションが下がってダンスをやめてしまうのはもったいないですよね?

目的があると目標がはっきりするのです。例えば、試合に出るという目的がある人は前回出た試合よりも良い成績をとる!という目標が出来ます。人前できれいな踊りを披露したいという人はデモンストレーションに出たい!という目標が出来ます。人に教えられるほど上手くなりたいという人はダンスのインストラクター試験を受けたい!という目標が出来ます。もちろん、漠然と上手くなりたい!というのもOKです。昨日出来なかったことを今日出来るようにしたい!というのもれっきとした目標ですからね。

目的のある人は上達するのが早くなります。何かをしたい!という欲求が人を成長させるからです。何となくやっていると欲求がわかないので成長もそれなりなんです。

目標を達成した時に「頑張ってきて良かった!」と感じ、もっともっと社交ダンスが楽しくなることでしょう。

どんな目的があるの?

では、具体的にどんな目的があるのでしょうか?多くの目的がありますが、王道はなんと言っても競技会とデモンストレーションでしょう。

競技会は人との競争です。あなたの上手さはこの程度です、と具体的に数字で出てしまいます。負ければ悔しいですし、勝てばうれしいです。以前の自分よりも良い成績を取りたい!あの人たちには負けたくない!と、誰しもが思うでしょう。誰かと競うことで切磋琢磨するわけです。

デモンストレーションは自分との戦いです。誰かとの競争ではないので、数字で明確に上手さが判断できるわけではありません。しかし、難しいステップをきれいに踊れた時や、間違えずに踊れた時のうれしさは、一言では言い表せないものがあります。人前って緊張するんですよ(笑)

他にもたくさんの目標がありますが後日掲載することにしましょう。

目標を定めると、先生の教え方も変わる!?

さて、目的を定めることで様々なメリットがあるのはご理解いただけましたか?今まで様々なメリットについてお話してきましたが、実はそれ以上のメリットがあるのです。皆さんが目的や目標を定めることによって、先生や先輩の教え方が変わるのです!それは一体なぜなのでしょうか?

社交ダンスにはさまざまな目的があります。例えば、たくさんのステップを覚えたいという目的をもっている人には、見栄えはさておき、ステップをたくさん教えることになるでしょう。競技会で勝てるようになりたいという目的をもつ人には、標準的なステップではなく、より勝てる可能性のあるステップを教えたり、他の選手よりもきれいに見える方法を教えるでしょう。

このように、状況によってアドバイスが変わるのです。限られた時間の中で皆さんに有益な情報を伝えるために、何のためにダンスをしているのかという目的をはっきりと先生や先輩に伝えましょう

出来るだけ早く目的を見つけましょう

右も左もわからない最初はなんとなくで問題ありません。まずは社交ダンスの感覚になれてください。だんだんと慣れてきたら次なる目的を考えてみてください。

社交ダンスには、美しく踊るという共通の目的があります。目的が定まっていない場合、とりあえずきれいに踊ろうというスタンスになりがちです。はっきりと目的をもつことによって、効率よく上達するように心がけましょう。