社交ダンスって健康にいいの?
社交ダンスは健康にいいんです。医者ではないので医学的に適切なことは申し上げられませんが、教えている先生としての立場と実際の生徒さんの声から、なぜ社交ダンスが健康にいいといわれているのか経験的にご説明いたします。
足は第二の心臓
足は第二の心臓と呼ばれているのを知っていますか?心臓は筋肉を使ってポンプのように血液を全身に送りだしています。足は体の下の方に位置し、心臓から離れているので重力の影響で血液がたまりやすいのです。足の筋肉を動かすことによって、血液を体中に循環させられるので足は第二の心臓と呼ばれているんですね。ちなみにこの働きを「骨格筋ポンプ」といいます。
社交ダンスは無理なく足を使います。しかもランニングやウォーキングのように単調な動きではなく、複雑な動きで足全体を使います。第二の心臓をまんべんなく使うことが出来るんです。楽しく足を動かして結構促進を図れる。そりゃダンスは健康にいいと言われるわけですね。
頭を使ってボケ防止
社交ダンスは体を使っていればいいのでしょうか?いいえ違います。おそらく、体以上に頭を使うことになるでしょう。
ダンスをやる目的にもよりますが、ほとんどの人は多少なりともうまく踊りたいと思うでしょう。その時に必要となるのが頭の良さなのです。ダンスの先生やアドバイスをくれた先輩が言っていることを理解して、体を思ったように動かす必要があるんです。いくら体を動かしていても、きちんとアドバイスを理解して動かさなければうまくはなれません。頭をしっかり使って動いていれば脳が活性化され、ボケ防止につながるわけです。
さらに音楽に合わせて踊るというのもボケ防止に一役買っています。ただ動くだけではなく、音楽に合わせて踊ることによって脳が活発に活動するのです。体も動かせて頭も使える。社交ダンスは健康にとって一石二鳥ですね。
ダンスは有酸素運動
社交ダンスは有酸素運動です。ジョギングやウォーキングと同様の効果があるとされています。有酸素運動には様々な効果が期待されています。体脂肪を燃焼させる、悪玉コレステロールを減少させ善玉コレステロールを増やす、血中の糖質を糖質を分解する、自律神経を整える、心肺機能が鍛えられる、毛細血管が発達する、疲労回復が早まる、などなど、ここには書ききれませんが、さまざまな健康効果が期待できます。
インナーマッスルを使って脂肪燃焼
社交ダンスは体の表面の筋肉ではなく、体の中心部に近い部分の筋肉を多く使います。これはインナーマッスルと呼ばれていて、通常の筋力トレーニングでは鍛えにくい部分の筋肉です。このインナーマッスルを使うことは、脂肪燃焼に大きな効果があります。
社交ダンスをしていると、このインナーマッスルを非常によく鍛えられるのです。インナーマッスルを使わないと、正しくきれいに動くことが出来ないからです。
社交ダンスをやっている人は痩せている人が多いですね?これは「痩せていないと社交ダンスが出来ない」のではなく、「社交ダンスをしているから痩せる」のです。
音楽に合わせてストレス解消
ダンスは音楽に合わせて踊ります。この音楽に合わせるということがストレス解消に非常に効果的なのです。ただ淡々と体を動かすのではなく、音楽に合わせリラックスすることで通常の運動よりもしっかりストレス解消出来るんですね。
社交ダンスは健康に良い
いかがでしたか?社交ダンスがなぜ健康に良いのか理解していただけましたか?健康のために社交ダンスを始めたいという方は、ぜひ参考にして下さい。