ジルバとは?

大学生から社交ダンスを始めた私が一番最初に習ったのがこのジルバでした。ジルバとはどのような踊りなのでしょうか?

ジルバの歴史

ジルバは1945年の第二次大戦終戦とともにアメリカ軍の兵士によって日本に伝わりました。リンディポップやジャイブと同様、スイングダンスとして扱われています。軽快でリズミカルなので大衆に人気が出て、日本中に広まりました。

ジルバとは和製英語で、海外では通用しません。英語ではJitterbug(ジッターバグ、ジターバグ)と言い、訛ってジルバと呼ばれるようになりました。

ジルバってどんな踊り?

パーティー等で踊られる種目の一つで、俗に言うパーティーダンスに分類されます。ブルースは女性と男性が向きあうように組んで踊りますが、ステップによっては離れて踊ったりもします。リズミカルで軽快に踊るダンスです。競技種目ではありませんが、クイックステップと同じ曲で踊るため、クイックステップが踊れない人々を中心に根強い人気があります。パーティーなどではいまだに踊られる人気のある種目です。

ジルバに似た種目にジャイブがあります。両方ともスイングダンスの一種で、似たようなステップもかなり多いのですが、大きな違いがリズムにあります。ジルバはシングルリンディー形式のリズムをとります。シングルリンディー形式とは、主に2拍のS(スロー)と1拍のQ(クイック)を使って「SSQQ」とカウントするリズム形式です。これに対し、ジャイブはダブルリンディー形式のリズムをとります。ダブルリンディー形式とはSやQのほかに、1/2拍を示す&(エンド)カウントを使って「Q&Q、Q&Q、QQ」とカウントするリズム形式です。シングルリンディー形式の方がシンプルなため、ジャイブよりもジルバの方が簡単だと言えます。

曲はクイックステップと同じ曲を使うことが多いです。したがって、不特定多数の方と踊るパーティー会場などでは、クイックステップとジルバが同じフロアで踊られることもあります。ジルバは主にその場から移動せずに踊るのに対し、クイックステップはムービングダンスなので、フロア上を反時計回りに移動しながら踊るため、ごみごみと混雑することも多々あります。

実際に見てみよう

では、実際にジルバがどのような踊りなのか見てみましょう。

まずこちらの動画をご覧ください。とあるサークルのジルバの紹介動画です。

ジルバの基本的で簡単なステップを解説してくれています。ジルバの基本的なリズムの取り方についても触れてくれています。動画に合わせてステップ名やリズムが明記されていて非常にわかりやすいです。

こちらの動画をご覧ください。先程とはちょっと違う雰囲気で踊っています。

軽快で踊りやすいジルバの簡単なレッスンビデオです。古き良き時代のジルバのイメージが伝わるのではないでしょうか?

いかがでしょうか?ジルバの雰囲気はつかんでいただけましたか?