ジャイブとは?
ジャイブという種目。。。私が個人的に一番好きな種目です。ノリノリで踊るこのダンスは一体どういった踊りなのでしょうか?
ジャイブの歴史
ジャイブの起源は1920年代のハーレムです。当時、ジャズ音楽に合わせてフォックストロットが踊られていました。その後、チャールストン、リンディポップというダンスが踊られるようになりました。1930年代には早いテンポのスイングジャズに合わせてジッタバーグと呼ばれるダンスに変わってきました。ジッタバーグ。これがジルバの語源です。1940年代にヨーロッパに伝えられジャイブになりました。そして1960年代に競技種目としてのジャイブが定められました。
ジャイブってどんな踊り?
ラテンアメリカン種目の一つで、ジャイブと呼ばれているこの種目ですが、どのような踊りなのでしょうか?リズムは4分の4拍子で、2拍目と4拍目に打楽器による強いアクセントがあります。競技ダンスでは主に5種目目に踊ることが多いです。
ジャイブはぴょんぴょんと飛び跳ねるように踊るイメージのあるダンスです。しかし実際はスイングという振り子の様な運動を利用して踊るダンスです。スイングジャズから生まれたダンスですので、ジャズの様なノリが必要となります。元は大衆の踊りなので、本来誰とでも踊れるように作られています。
カウント(タイミング)の取り方は拍数で数えることもS(スロー)やQ(クイック)で数えることもあります。1小節が4拍なので「1a2、1a4、1a2、3a4、、、」と数えたり、「SaS、SaS、、、」と数えたりします。他にも、1/4拍を指すa(ア)や、1/2拍(0.5拍)をあらわす&(アンド・エンド)を使うこともあります。
実際に見てみよう
では、実際にジャイブがどのような踊りなのか見てみましょう。
まずこちらの動画をご覧ください。とあるサークルのジャイブの紹介動画です。
ジャイブの基本的で簡単なステップを解説してくれています。ジャイブの基本的なリズムの取り方についても触れてくれています。動画に合わせてステップ名やリズムが明記されていて非常にわかりやすいです。
では、すごく上手な人たちがジャイブを踊るとどのようになるのでしょうか?次は、世界チャンピオンのブライアン・ワトソン&カルメン組(Bryan Watson & Carmen)のジャイブのデモンストレーションをご覧ください。ちなみに、本格的にジャイブになるのが1分12秒くらいからで、彼らが本気を出すのが帽子を脱ぐ2分8秒くらいからです。
なんて軽快でファッショナブルな動きなのでしょう!!早すぎてカメラでとらえきれない動きです。そして、最初から最後まで通すと動きが4段階にレベルアップするデモンストレーションです。最初はなだらかで、曲が変わると余裕のあるジャイブに、帽子を脱ぐと本気のジャイブに、さらに挨拶を終えるとアンコールのジャイブに!!!この演出、秀逸です。
では次に、競技会の様子をご覧ください。これは2011年に大阪で行われた日本のプロA級の試合の様子です。
競技会は複数人で同時に踊り競い合います。この動画は決勝戦の様子です。決勝戦までに、みんな何度も予選を踊り抜いています。そしてジャイブは5種目目なので、みんなすでに倒れこみたいほどヘトヘトなはずなのです。そこでこのハッスルダンスです。拍手に値しますね。
いかがでしょうか?ジャイブの雰囲気はつかんでいただけましたか?
参考までに、こちらがリンディポップの動画です。社交ダンスのジャイブの起源となっていますが、、、この動きは真似できないですね!!!逆にすごい!!?
かなり歴史を感じる動画ですが、このノリは日本人には真似できません。。。たぶん。