マンボとは?

社交ダンスの中には、マンボと言う種目があります。上達していくとあまり踊る機会が少なくなるであろうこの種目、いったいどんなダンス何でしょうか?

マンボの歴史

マンボとはそもそも音楽のジャンルのひとつです。ラテン音楽にジャンル分けされます。本来「神との対話」という意味をもちます。1930年代後半に、もともとキューバで流行っていたルンバに、ジャズの要素をミックスさせて作られました。1940年代後半にダンスとしてのマンボが世界中に広がりました。

マンボってどんな踊り?

パーティー等で踊られる種目の一つです。マンボは女性と男性が相対しリズムをずらして踊るダンスです。競技種目ではないので、あまり普及していないのが現状です。しかし、楽しいダンスなので根強い人気があります。

具体的に説明しましょう。男性と女性が相対して立ち、それぞれ前後にステップを踏みながらほぼその場で踊ります。1小節で前進、1小節で後退するので、合計2小節で前後一周できるわけです。男性の方が女性よりも1小節早く動いているので、男性が前進している時に女性は後退をしています。同様に、男性が後退している時に女性は前進しています。

このような基本的なステップを踏みながら、回転したり左右に動いたりと、男性が先行して動きます。その様子を女性が見て、蛙のうたの輪唱のように1小節ずらして同じ動きを踊るというダンスです。

カウント(タイミング)の取り方は拍数で数えることも、S(スロー)やQ(クイック)で数えることもあります。1小節が4拍なので「123(4)、123(4)、、、、」と数えます。ちなみに、4カウント目は動かないので、数えないこともあります。他には「QQS、QQS、、、」と数えたりします。Sが2拍で、Qが1拍です。他にも、1/4拍を指すa(ア)や、1/2拍(0.5拍)をあらわす&(アンド・エンド)を使うこともあります。

音楽は、チャチャチャと同じ曲を使うことが多いようです。チャチャチャが2カウント目からはじめる「2341、2341、、、」と数えるのに対し、マンボは「1234、1234、、、」と数えます。チャチャチャのリズムの取り方になれてしまうと、混乱することがあるので注意が必要です。

実際に見てみよう

では、実際にマンボがどのような踊りなのか見てみましょう。

まずこちらの動画をご覧ください。

基本となる動き(ベーシックムーブメント)といくつかのステップさえ覚えてしまえば、誰とでも踊れるのが特徴です。

こちらの動画をご覧ください。マンボも極めるとこんなダンスになりますね。

いかがでしょうか?マンボの雰囲気はつかんでいただけましたか?