こんにちは。
爪を切りたいなぁ、と思った時には必ず夜な山田圭一郎です。
夜に爪を切るのは縁起が悪いと言われています。
大昔のお城の警備において、昼に警備をする人は昼詰め、夜に警備をする人は夜詰め(よづめ)といい、夜詰めは親が死のうとその場から離れることは出来ないという説や、世を詰める(親より先に死ぬ)という説などがあるそうです。
夜寝る前のホッとする時間が、一番切りやすいんだけどなぁ。
さて、今日は社交ダンスに役立つワンポイントアドバイスをしたいと思います。
今回は「応用力」のお話です。
応用力とは何か?
そもそも応用力が無い状態とはどういうことでしょうか?
例えばで話してみましょう。
小学生に算数を教えました。
1 + 1 = 2
当たり前ですね。
そして尋ねます。
1 + 2 = ?
小学生は答えます。
「1 + 1 は教わりましたが、1 + 2 は教わっていないのでわかりません。」
これが応用力が無い例でしょう。
先生は「1 + 1」の答えを教えたわけではなく、「 + 」という記号の使い方を教えたのです。
でも小学生は、教わっていない「1 + 2」は知らないから出来ないと考えてしまったということです。
これは極端な例に聞こえるかもしれませんが、皆さんはこれと同じような間違いをよく犯します。
ダンスでの応用力とは?
僕の個人レッスンを何度か受けたことのある方なら分かるかもしれませんが、僕はよく次の言葉を口にします。
「他の場所でもそうですけどね」
「他の種目でも同じですよ」
これは、教えた技術が他の場所でも応用できますよということを明示しています。
つまり、他の場所でも同じ技術を応用してくださいねという万能な技術を教えているはずなのです。
ところが実際にレッスンをしてみると、教えた箇所だけは気にするけど、他では全く気にしないという方が大半です。
今日、研究科のレッスンに補助指導員として加わりました。
皆さんに、応用できる技術を多々教えたつもりです。
レッスンの最初にこんなアドバイスをさせていただきました。
ワルツのベーシックのステップを例に挙げ、
「中間バランスを利用して、体重が乗った時には一旦足を揃えましょう。」
見事に皆さん注意しながら踊ってくれるのです。
もちろんダンスは改善されました。
ワルツのベーシックは。
ところがレッスン終了間近のスローフォックストロットでは、気にしている人は皆無でした。
「ワルツのベーシックで足が揃うのは教わりましたが、スローで足が揃うのは教わっていないのでわかりません。」
これは
「1 + 1 は教わりましたが、1 + 2 は教わっていないのでわかりません。」
と、全く同じではないですか?
こんな話をすると、皆さんこう言うでしょう。
「忘れてました。」
「それどころではありませんでした。」
「やろうと思ったけど出来ませんでした。」
「忘れてました。」と言われても、たった一時間前にあれだけ説明した技術を忘れてしまうのは困ります(教えた側ではなく本人が困るでしょう)。
「それどころではありませんでした。」と言われても、「じゃあ、何どころだったんですか?そんなに他のことに追われていたわけではないでしょう?」ということです。
「やろうと思ったけど出来ませんでした。」と言われても、やろうと思ったら多少なりとも変化があり、見ているこっちは分かるはずですが、その片鱗すら見えませんでした。
まぁ理由はどうあれ、先生方が一つアドバイスしたことは、他の場所でも利用できないかどうか考える脳ミソが必要だと思います。
注意された箇所だけ(1 + 1 = 2 だけ)を覚えるのではなく、その技術が他で応用できないか( + という記号の使い方)を考えるべきですね。
ある個所でネックの向きを注意されたら、他の箇所で利用できないか考えてください。
ある個所でホールドを注意されたら、他の箇所で利用できないか考えてください。
そうやって少しずつ応用できる脳を鍛えましょう。

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くっそ〜。今にみておれ。ちゃんと中間バランスを会得してみせるたい❗️
技術の習得はとても時間のかかる作業です。
焦らず、少しずつがコツでしょうね。
頑張ってください。