皆さん、こんにちは。

玉村ダンススクールの山田圭一郎です。

 

本日は、足で床を捉えるというお話です。

 

「足の裏で床を掴む」

「足の裏で体重を感じろ」

などと、昔からよく言われます。

 

ですが、そのどれもが抽象的で掴みどころがあまりないですね。

もちろんある程度の経験者ならば、「きっとこういうことかな?」という感覚はあるでしょう。

ですが、全く分からない方もいると思います。

 

今回は足の裏で体重を感じる事の重要性とその方法をご紹介します。

 

■人形は上手く立てない

さて、手元に人形がある方は是非ご用意ください。

出来るだけ人体に形が似ているものがいいです。

リカちゃん人形や、ウルトラマンの人形がいいですね。

ミッキーマウスやプーさんなどの人間の形に忠実でないものはあまり参考になりません。

人形が無い方はイメージで。

 

では、その人形を立たせてみてください。

どうですか?

中々立たないのではないでしょうか?

 

立たない理由は簡単です。

一つは人形なのでバランスを取る機能が無いからです。

もう一つの原因は「固いから」です。

 

バランスは大きく分けて3つの関節で取ります。

一つは股関節、二つ目に膝、そしてもう一つは足首です。

この3つはほとんどの場合連動していて、どれか一つでも固まっていると大幅にバランスが保ちにくくなります。

足の裏にせよ、各関節にせよ、上手くクッション機能が働くように、十分柔らかくしておく必要があります。

 

■床を捉える仕組み

次に、床を捉える感覚を養いましょう。

 

お盆を用意してください。

無ければ大きめの雑誌等でもOKです。

そのお盆を手のひらの上に乗せてみましょう。

掴み上げるのではなく、出来るだけ思いものを乗せているという想定で片手の上に乗せてみましょう。

 

出来るだけ安定するように心がけてください。

おそらく、べたっと手のひらがお盆に接触していると思います。

指で支える方もいるかも知れませんが、お盆にとても重いものが乗っていると想定してください。

手のひら全体で支えた方が指に力を入れて支えるよりも安定すると思います。

 

つまり、物を安定して乗せるためには「出来るだけ接触面を柔らかくし、広い面積でべたっと乗せる」のが鉄則です。

 

その状態を上下逆さまに行います。

 

お盆をべたっと手のひらで押している形になると思います。

それが安定している手のひらとお盆との接触です。

 

今回は手のひらで行いましたが、足の裏に置き換わったとしても同じことが言えます。

つまり、べたっと足の裏全体でお盆(床)を捉えるのが一番安定するということです。

 

■床を掴むのは不可能

よく「床を掴む」と言いますが、不可能です。

これは、お盆の面を掴むのと同じくらい不可能です。

接着剤を使うならまだしも、掴むなんてできません。

 

しかもシューズ履いてますしね。

床→シューズ→足の裏なわけですから、掴めるはずがありません。

 

床を掴もうとしている人は、百発百中で足の裏に力を入れています。

掴んだ気になっています。

掴もうとすればするほど固くなり、床に反発します。

つまり、不安定なバランスになります。

 

床を捉えるためには、出来るだけ摩擦が多いように接触するしか方法がありません。

力を抜いて、べた足で床に接触するように心がけてみてください。

きっと安定するバランスに近づけるはずです。

 

<<<ひとこと>>>

甘いものを控えていたら、禁断症状(?)に見舞われました。

ひたすら甘いものを食べたくて仕方なくなります。

これが噂のリバウンド!?

怖い怖い。

 

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足の裏で床を捉える事の重要性、そしてその練習法” に対して2件のコメントがあります。

  1. 金も要らなきゃ女も要らぬ~わたしゃ、も少し背が欲しい~ より:

    ナチュラルターンので点を貰うべく真面目に必死にトウで立って居たら、下手なバレリーナが陥る症状に為って来ました~  痛い〰!!  何とか骨の腱が炎症してるらしい。
    整形外科で診察受けて普段は湿布を貼って練習中は我慢してます。
    明らかに老化現状です。  でも、負けへんでぇ~

    1. アバター画像 山田圭一郎 より:

      トゥとボールは明確に使い分ける必要がありますね。
      教科書や指導ではトゥと書かれて(言われて)いても、実際はボールです。
      体重を足の裏のどの部分で支えるかは確認が必要ですね。
      若さには経験で太刀打ちしましょう!

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